大阪、奈良、兵庫を中心に日本全国の樹木の為に活動しています。
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    アーボリストとは?

いい街には、いい樹がある。

海外に負けない、日本の樹木の美しさ。
皆さんは海外で街路樹やホテルや公園の木の美しさに驚かれた経験はあませんか?
欧米には「アーボリスト」という樹木専門の知識と高い木の剪定・メンテナンスの技術を持った樹木専門のスペシャリストがいるといいます。そろそろ日本にもアーボリストが必要だと思いませんか? 今まで「ジャマだから」「伸び過ぎたから」「日が当たらないから」と、適当に切ってしまっていた木を『見た目に美しく』『人々が憩うことのできる』『見ているだけで心が安まる』木にしませんか?
日本は世界でも珍しいほどたくさんの種類の樹木が育つ国です。これからも大切に育て、次世代にこの街に暮らす人々へ美しい木を残していきましょう。

アーボリストは100年先を考える職人衆です。

アーボリストってなに?
イギリスと言えば、イングリッシュガーデンを思い浮かべる人も多いと思います。あのキレイな庭園を手入れする『ガーデナー』はよく知られていますが、ガーデナーは「低木及び、草花の管理を行う職人」の事を指します。一方、それ以上に生長する大きな木、高い木(高木性樹木)を専門とする職人を『アーボリスト』と呼びます。
 
イギリスでは700人以上のアーボリストが植物園、公園、民間会社で活躍しています。時には50m以上の木に登り、枝を剪定したり、また時には幹の直径が1mを越える大きな木を伐採したりします。厳しい安全基準が確立されているイギリスでも、年に数件の死亡事故が発生する程危険な仕事ですが、樹木を愛し、育てる、一目置かれた勇敢な職業でもあります。


日本にアーボリストはいるの?必要なの?
日本で樹木を扱う職業は、主に「造園業」と「林業」です。造園業ではクレーンの入れない場所の高い木は剪定できないという悩みがあり、林業は木に登る技術には長けているが、多様な樹木の維持管理技術の知識に乏しいという問題がありました。そこで、樹木の知識に富み、木に登る技術を習得したアーボリストが日本でも必要になってきました。
 
アーボリストはロッククライミングに似た方法で木に登り、枝を剪定するので、クレーン車が届かない場所の樹木も手入れすることが可能で、しかもその樹木にとって一番良い方法を考える知識があります。
 
高木性植物を種子から育てることも仕事のひとつであり、1000年を越える樹木の調査や管理、診断、治療を行うことも大切な仕事です。樹木を健やかに育て、安全を考え、見た目にも美しく手入れする技術は、今、日本でも期待され始めています。しかし、まだ日本には数名しかいないのが現状です。

ミニマム・フォレストを育てる。
現在の日本では街路樹や公園の樹木、神社仏閣にある木々でさえ、「ジャマだ」「落ち葉がイヤ」「虫がイヤ」という理由だけで、木の生態を考えず、まるで掃除の一部のように枝をバッサリ伐る方法をとっていますが、私はこの方法に疑問を感じています。
 
例えば、街に1本の大きな木があるとします。根元には土壌生物が生息し、葉を食べる昆虫、実を食べる鳥類や動物たち、地衣植物、苔類、着生植物などなど…無数の生物が暮らしています。1本の木で生態系が出来ているのです。そして木陰をつくり、人が集う憩いの場をつくり、想い出をもつくっています。これは、もはや1本の木ではなく「小さな森」、その街における「ミニマム・フォレスト」です。
 
「大きな木=小さな森」と知った時、今まで通り「ジャマだ」「虫がイヤ」だと言って、木を伐ることが出来ますか?今は小さな木だって、50年も経てば、ミニマム・フォレストになるのです。
今までどおり、日本で行われている木々の剪定方法ではミニマム・フォレストは失われ、育だちません。
 
今の日本の樹木に必要なのは「共存」です。共存するためには、周りに住む人達の理解と木を守る技術が必要なのです。100年先の為に私たちが出来ることは、まず1本の木の大切さを知ることです。

ジャパニーズ・アーボリストの使命。
日本人はもともと自然と共存する民族であり、木には神が宿ると信じ、日本庭園の技術は素晴らしく、林業も盛んでした。しかし、利便性を追求した結果、その様な気持ちや技術を忘れてしまっているのです。今の剪定方法を見直し、できるだけ自然樹形を保ったミニマム・フォレストを育てていくことが必要です。
 
その為には、アーボリストへの理解と普及、安全性の確保。欧米での技術を日本樹木へ応用する方法。そして何より、日本人の樹木に対する考え方の転換をはかる活動が大切だと考えます。
 
日本は世界でも珍しいほど多種多様な木が育つ、樹木王国です。木を大切に育て、健康で美しい木を1本でも多く次世代へ引き継ぐことは、私たちアーボリストの使命であり、大きな夢でもあります。




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